経理アウトソーシングの大手会社を比較!選び方や大手に依頼するメリット
経理 業務代行・アウトソーシング
経理業務は会社経営において不可欠な業務ですが、日々のルーチンワークから繁忙期の負担増まで、担当者の負担は少なくありません。
特に中小企業では、専任の経理担当者がおらず、他部門の従業員が兼任しているケースも多く見られます。
このような状況では、業務が属人化しやすく、ミスや不正のリスクも高まります。
こうした課題を解決する有効な手段として注目されているのが「経理アウトソーシング」です。
この記事では、経理アウトソーシングの基本から、任せられる業務、料金相場、大手企業の選び方、導入事例まで、経理担当者や経営者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。
目次
経理アウトソーシングとは?
経理アウトソーシングとは、企業の経理部門が担当する業務の一部またはすべてを外部の専門業者に委託することです。
単なる業務代行にとどまらず、経理業務のプロフェッショナルが企業の状況に合わせて最適な業務フローを構築し、作業の効率化やコスト削減をサポートしてくれるため、社内リソースを経理業務から解放し、売上に直結するコア業務へ投入できるようになります。
また、アウトソーシングを導入することで、常に最新の法制度や会計基準に準拠した質の高い経理業務が実現できるため、企業のコンプライアンス強化にも繋がります。
経理をアウトソーシングする選択肢として、会計事務所や税理士事務所、専門のアウトソーシング会社などがあり、それぞれ得意とする分野やサービス内容が異なります。
▷経理代行とは?費用や選定方法からメリット・デメリットまで解説|経理代行おすすめサービス15選
経理アウトソーシングと外注の違い
「経理アウトソーシング」と「外注」は、外部に業務を委託するという点では共通していますが、一般的に以下のようなニュアンスの違いがあります。
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経理アウトソーシング(BPO: Business Process Outsourcing)
単なる作業代行ではなく、業務プロセス全体の設計や改善、運用管理まで含めて委託することを指します。
例えば、請求書発行から支払い、仕訳入力、月次決算報告まで、一連のプロセスをまとめてプロに任せ、業務効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を追求する際に用いられます。
長期的・継続的な経営戦略の一環として利用されます。
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外注(外部委託)
主に特定の単発的または定型的な作業を外部の企業や個人に依頼することを指します。
例えば、「今月分の領収書の仕訳入力だけを依頼する」といった、作業そのものの代行が中心です。
アウトソーシングに比べ、業務プロセス全体への関与は限定的であり、短期的なリソース補填や単純な作業の切り出しに利用されることが多いです。
▷BPOとアウトソーシングの違いとは?適した業務や派遣・コンサルとの比較、メリット・デメリットも解説
上記を踏まえると、アウトソーシングは「業務の企画・管理」を含む包括的な委託、外注は「業務作業」の代行、と区別できます。
経理アウトソーシングと記帳代行の違い
「記帳代行」は経理アウトソーシングに含まれる業務の一つであり、両者はサービスが異なります。
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記帳代行
記帳代行は、企業から提供された領収書や請求書、通帳のコピーといった証憑(しょうひょう)に基づいて会計ソフトへの仕訳入力を行い、総勘定元帳などの帳簿を作成する業務に特化しています。
税理士事務所などが提供しているケースが多く、経理の最も基本的な作業を担います。
▷記帳代行サービス比較15選!料金相場や失敗しない選び方、税理士法違反のリスクまで徹底解説
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経理アウトソーシング
経理アウトソーシングでは、記帳代行に加えて給与計算、経費精算、請求書発行・送付、支払い代行(資金移動を除く)、売掛金・買掛金管理、月次試算表の作成など、経理部門が日常的に行う幅広い業務全般を代行します。
また、業務フローの設計やクラウドツールの導入支援までをサービス範囲に含むケースが一般的です。
記帳代行が「帳簿作成」に限定されるのに対し、経理アウトソーシングは「経理部門の機能全般」を外部化するものと言えるでしょう。
▷経理代行の業務内容ごとの料金相場を紹介|メリット・デメリットや選定ポイントまで一気に解説
経理業務によくある5つの課題
属人化によるリスクと引継ぎの困難さ
経理業務では特定の担当者に業務内容や手順が集中することから、属人化が発生しやすい点が課題です。
担当者の離職や休職が発生した際に業務が滞るリスクが高く、後任者への引継ぎにも多大な時間を要します。
▷経理業務が属人化しやすい原因とは?属人化のリスクや解消する方法を解説
紙ベースの書類が多く非効率な手作業が頻発
領収書や請求書など紙の証憑が多く、それらを整理・入力する非効率な手作業が日常的に発生します。
業務時間が長時間化するだけでなく、入力ミスなどのヒューマンエラーの原因にもなります。
法改正への対応が難しくコンプライアンス維持に負担
税法や会計基準、電子帳簿保存法、インボイス制度など、経理に関わる法規は頻繁に改正されます。
常に最新の情報を取り入れ、適切に対応し続けることは、担当者や企業にとって大きな負担となります。
心理的負担と作業のプレッシャーによるストレス
経理業務は数字の正確性が厳しく求められるため、担当者の心理的なプレッシャーが大きい業務です。
特に、業務が集中する時期(決算期や納税期など)には、精神的なストレスから作業の遅延が起こりやすくなります。
▷経理の残業時間は平均どれくらい?繁忙期の乗り越え方と残業を削減する5つの具体策
財務状況の把握遅延による経営判断の遅れ
月次決算や試算表の作成が遅れると、経営層が会社の財務状況をリアルタイムで把握できずに経営判断の遅れが生じることがあります。
経理アウトソーシングにおける比較ポイント
経理アウトソーシングサービスを選ぶ際には、料金や知名度だけで判断するのではなく、以下のような比較ポイントに注目することが重要です。
対応可能な業務範囲とカスタマイズ性
記帳代行や給与計算といった基本的な業務だけでなく、振込データ作成、請求書発行、月次レポート作成など、自社が本当に代行して欲しい業務を網羅しているか確認しましょう。
また、繁忙期と閑散期で業務量を調整できるなど、柔軟なカスタマイズが可能かどうかも重要なポイントです。
使用する会計システムとITリテラシー
代行業者がクラウド会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)の利用を前提としているか、または自社が現在利用しているシステムに対応できるかを確認します。
デジタルツールを活用できる業者であれば、紙の削減やデータ連携による業務効率化の促進が期待できるため、比較検討する際の重要項目の一つです。
▷freeeに対応した経理代行サービスとは?依頼できることや業者の選定方法などを解説
セキュリティ体制と情報の取り扱い
経理情報は企業の機密性の高い情報であるため、代行業者側のセキュリティ体制を厳しくチェックする必要があります。
具体的には、プライバシーマークやISMS認証の取得状況、機密保持契約(NDA)の締結、データの保存場所やアクセス権限などが適切に整備されているかを確認しましょう。
経理アウトソーシングで依頼できる業務と料金相場
経理アウトソーシングで委託できる業務は非常に幅広く、企業の状況やニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるのが大きなメリットです。
ここでは、主な業務内容と一般的な料金相場を一覧でご紹介します。
| 業務内容 | 料金相場(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 記帳代行 | 月額1万円〜5万円程度 | 仕訳数や取引量によって変動 |
| 請求書発行・送付代行 | 月額1万円〜3万円程度 | 件数に応じて料金が変動 |
| 給与計算代行 | 一人あたり 月額1,000円〜2,000円 |
従業員数によって変動 |
| 経費精算代行 | 月額2万円〜 | 精算件数や業務の複雑性によって変動 |
| 月次・年次決算代行 | 月額5万円〜 | 専門的な知識が求められる業務 |
| 消込代行 | 月額1万円〜2万円 | 件数に応じて料金が変動 |
| データ入力代行 | 月額1万円〜2万円 | 件数に応じて料金が変動 |
これらの料金はあくまで目安であり、依頼する会社の規模や業務の複雑性、委託範囲によって大きく異なります。まずは複数のアウトソーシング会社から見積もりを取り、サービス内容と料金を比較検討することが重要です。
経理アウトソーシングの大手会社おすすめランキング
ここでは、経理アウトソーシングを依頼する上でおすすめの大手会社を10社紹介します。ぜひ企業選びの参考にしてください。
1.タクシタ経理
タクシタ経理は、経理業務に特化したアウトソーシングサービスです。
3ヶ月、6ヶ月、年間プランと細かな期間ごとの料金プランが用意されており、必要に応じて依頼できる使い勝手の良さも魅力と言えます。
なお、仕訳作業や請求書発行など経理業務はもちろん、バックオフィス業務全般の依頼が可能です。
| 提供元 | 株式会社kubell |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 料金プラン |
|
| 機能・特徴 |
|
| URL | 公式サイト |
2.MHCトリプルウィン株式会社
MHCトリプルウィン株式会社は、経理業務のフルアウトソーシングから部分的なアウトソーシングなど、顧客のニーズに応じたアウトソーシングが可能です。
導入後の運用満足度が5段階中4.4という評価を得ており、経理業務にかかる負担やコストの面の課題解決を目指したい企業におすすめします。
| 提供元 | MHCトリプルウィン株式会社 |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
など |
3.NTTビジネスアソシエ東日本/西日本
NTTビジネスアソシエは、毎日の会計業務から決算業務まで幅広く経理業務をアウトソーシングできる点が特徴です。
伝票投入程度の軽度なアウトソーシングはもちろん、コスト削減を目的としたフルアウトソーシングも可能で、自社のニーズに対応したサービスを探している企業におすすめします。
| 提供元 | エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ東日本/西日本 |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
など |
4.辻・本郷 税理士法人
辻・本郷 税理士法人は、記帳の代行や決算書作成といった経理業務の代行依頼ができる経理アウトソーシングです。
オプションをつけることも可能で、給与計算や明細の作成などの依頼もできます。
税理士法人であるため、専門分野に特化して経理アウトソーシングを依頼したい企業におすすめです。
| 提供元 | 辻・本郷 税理士法人 |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
オプション:給与計算/バイト料計算/明細作成 |
5.LIXIL住生活ソリューション
LIXIL住生活ソリューションは、住宅設備販売店向けの経理業務代行サービスを展開しています。
サービスは訪問型と在宅型の2種類から選択でき、ニーズに応じたアウトソーシングの依頼ができます。
対応システムの幅も広く、自社の使用システムに合わせて業務を行って欲しい場合に便利です。
| 提供元 | 株式会社LIXIL住生活ソリューション |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
など |
6.FOC
FOCでは、担当者が企業に常駐して経理業務を代行します。
また、さまざまな業務をパターン化して対応することを得意としており、イレギュラー対応も安心して依頼できます。
| 提供元 | 芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社 |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
など |
7.株式会社アイエーピー
株式会社アイエーピーの経理アウトソーシングは、毎日の会計事務から国際会計・国際税務まで幅広いサービスが特徴です。
外資系の日本法人の経理人事業務や現地での運用もアウトソーシングできるため、国際会計税務を行う企業におすすめです。
担当者全員がバイリンガル対応で、米国公認会計士や税理士のサービスを受けられます。
| 提供元 | 株式会社アイエーピー |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
など |
8.株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードは、クラウド型の会計ソフト以外に、BPOサービスやSEIKYU+などを用いた業務代行サービスも展開しています。
必要なサービスをピックアップして活用できるため、フルアウトソーシングから部分的な外注まで、ニーズと業務範囲に応じたサービス活用が可能です。
| 提供元 | 株式会社マネーフォワード |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
など |
9.freee株式会社
freee株式会社は、freeeのサービスを熟知したプロフェッショナル人材による経理業務のアウトソーシングサービスを展開しています。
自社の状況をヒアリングしてから代行してくれるため、経理業務に課題を抱えている企業に適したサービスといえます。
| 提供元 | freee株式会社 |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
|
10.株式会社つばさ会計事務所
つばさ会計事務所は、経理業務の代行だけではなく給与計算や賞与額の計算などさまざまな代行をしてくれる点が特徴です。また、年末調整業務の代行も可能なため、多忙な時期に自社の社員をコア業務へ集中させたい場合におすすめの経理アウトソーシングサービスといえます。
| 提供元 | 株式会社つばさ会計事務所 税理士法人つばさ会計事務所 |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能・特徴 |
など |
経理アウトソーシングサービスの選び方
上記では大手の経理アウトソーシングサービスのおすすめや特徴を紹介しましたが、何を基準としてサービスを選ぶべきかわからない方もいるかもしれません。
ここでは、経理アウトソーシングサービスの選び方を解説します。
対応している業務範囲を比較する
代行して欲しい業務に対応しているかをチェックするため、依頼先が対応可能な業務の範囲は必ず確認しておきましょう。
単純な支払い代行であれば多くのサービスで対応可能ですが、資産管理などのように専門性の高い領域は対応できるサービスが限られます。
まずはアウトソーシングしたい領域を確定し、その業務に対応しているサービスを選定することがおすすめです。
専門性の高さを比較する
依頼先の専門性の高さについても事前に比較しておくようにしましょう。
経理代行サービスのスタッフに税理士や公認会計士といった経理のプロフェッショナルがいるかどうかを確認するおことで、サービスの専門性の高さを判断できます。
経理業務の質を落とさずにアウトソーシングしたい場合は、欠かさず調査しておきましょう。
▷経理アウトソーシングが失敗する理由と対策5選|デメリットや業者の選び方についても解説
セキュリティ内容を比較する
依頼先のセキュリティに関する内容をチェックしておくことも重要なポイントといえます。
経理アウトソーシングでは社内の重要なデータを外部に提供するため、情報漏洩のリスクは排除しておかなければなりません。
そのため、プライバシーマークやISO27001を始めとしたセキュリティ関連の商標登録を行っているかどうかを確認し、情報管理を徹底して行っているセキュリティレベルの高いサービスを選びましょう。
料金体系や依頼金額を確認する
サービスを選定する際には、料金の比較検討も重要です。
経理アウトソーシングサービスでは、個別見積もりで料金を算出している企業も多いため、事前に複数候補のサービスで見積もりを作成し、サービスの質と料金のバランスを比較して最終決定をしてください。
なお、タクシタ経理では、38,000円/月〜のリーズナブルな価格でご利用いただけます。検討されている方は、ぜひ資料をダウンロードしてみてください。
緊急時の対応を比較する
緊急時の対応可否も重要なポイントです。
たとえば、急な税務調査が入り当日中に対応が必要な場合など、経理業務では急を要する業務が発生する可能性があります。
緊急時の対応などはサービス毎に異なるため、サービスの口コミなどを確認し比較してください。
経理アウトソーシングに依頼するタイミング
以下のいずれかの状況に該当する企業は、経理アウトソーシングの活用が効果的なタイミングと言えます。
事業の急拡大期
急激な売上増加や従業員数の増加に伴い、経理処理の件数が急増している時期です。
既存の担当者や経営者自身では処理が追いつかず、コア業務に支障が出ているような場合、専門家にアウトソースすることによって迅速にリソースを確保できます。
経理担当者の退職・異動時
経理担当者が退職や休職、異動などで不在となり業務の引継ぎが間に合わない場合、またはノウハウが失われるリスクがある場合です。
業務が滞る前に代行業者に依頼することで事業継続リスクを回避し、安定した体制を構築できます。
▷経理の採用はなぜ難しい?2025年最新の採用難の原因と成功させる5つの解決策
▷経理担当者が産休・育休に!急な不在でも業務を止めない対策と体制構築ガイド
法改正への対応が必要な時
電子帳簿保存法やインボイス制度などといった複雑な法改正への対応が求められており、自社内での知識やシステム対応が困難な場合です。
専門知識を持つ代行業者に依頼することで、コンプライアンスを確実に遵守できます。
経理業務の属人化が深刻な時
特定の担当者しか業務フローや処理方法を知らず、業務の属人化・ブラックボックス化が起こっている場合です。
アウトソーシングすることで業務フローが標準化・可視化され、解消のきっかけとなります。
経理アウトソーシングでよくある失敗例
経理アウトソーシングには多くのメリットがありますが、事前の準備や業者選定を誤ると失敗に繋がる可能性もあります。
以下のような失敗事例を知り、対策を講じておきましょう。
失敗例1:コミュニケーション不足によるミスの発生
代行業者との連携がメールや電話のみに限定され、情報伝達のタイムラグが生じることで、支払い漏れや仕訳ミスが発生するケースです。
特に急ぎの対応が必要な場合、密なコミュニケーションが取れないと致命的です。
☑️対策:業務連絡や資料共有にはチャットツール(例:Chatwork)など即時性の高いツールを導入し、担当者間での円滑な情報共有体制を構築しましょう。
失敗例2:丸投げによる社内ノウハウの完全な喪失
業務プロセスや数字のチェック体制を整備せずに経理業務をすべて代行業者に丸投げしたことによって、結果的に経理のノウハウや経営状況を理解する能力が社内から失われてしまうケースです。
☑️対策: 代行業者と協力して業務プロセスをドキュメント化してもらったり、月次のチェック会議を設けたりすることで、経理のノウハウを社内にフィードバックする仕組みを構築しましょう。
▷税理士への「記帳代行」と経理代行への「丸投げ」の違いとは?費用相場やメリット・注意点を徹底解説
失敗例3:追加料金による費用高騰
契約時の仕訳数や従業員数を低く見積もりすぎたり、想定外の急な依頼が頻発したりすることによって契約外の追加料金が発生し、結果的に自社で人材を雇用するよりもコストが高くついてしまうケースです。
☑️対策:契約前に、追加料金が発生する条件(例:仕訳数が〇件を超えた場合)を明確に把握し、年間で最も業務量が多い時期に合わせて費用を試算することが重要です。
大手の経理アウトソーシングを利用するメリット
経理アウトソーシングサービスはさまざまな企業が提供していますが、大手を活用する利点はどこにあるのでしょうか。
ここでは、大手の経理アウトソーシングを利用するメリットについて解説します。
経験豊富で実績のあるサポートを受けられる
大手の経理アウトソーシングサービスを活用することで、経験豊富なプロフェッショナルからサポートを受けられる点は大きなメリットです。
特に、自社内に経理業務の専門家がいない企業にとっては、業務の質が劇的に向上する可能性があります。
人材不足の問題を解消できる
経理業務は専門性が高いため、慢性的な人材不足に悩まされる企業が多い領域です。
大手の経理アウトソーシングサービスを活用することで、経理担当者を採用するまでの穴埋めになるだけではなく、自社の経理部門社員をコア業務へ集中させることもできます。
そのため、人材不足に悩む企業にとってはメリットが大きいと言えるでしょう。
▷経理の人材不足を解消する5つの解決策!深刻な原因と放置できない経営リスクを徹底解説
経理担当者の負担を軽減できる
経理業務を大手サービスにアウトソーシングすることで、経理担当者の負担を大幅に軽減できる可能性があります。
特に経理人材が不足している企業では担当者が複数業務を兼務していることが多いため、アウトソーシングを活用することで担当者の負担を軽減し、業務の質も改善できる点は大きなメリットと言えます。
業務の不正防止の抑止につながる
経理業務をアウトソーシングすると、不正防止に繋がるという間接的なメリットも生じます。
経理部門は担当できる社員が限られており、業務がブラックボックス化しがちですが、アウトソーシングの導入によって業務が可視化され、不正の抑止力となります。
経理アウトソーシングを利用するデメリット
メリットの多い経理アウトソーシングですが、以下のようなデメリットも把握した上で活用することが重要です。
社内の人材を育成する機会が減る
経理業務をアウトソーシングすると、社内の人材を育成する機会が減ってしまうことはデメリットと言えます。
プロフェッショナルに外注することで業務の質や効率は改善が期待できるものの、自社で経理担当者を育成・確保していく機会は失われてしまうでしょう。
自社の社員によって質の高い経理業務の遂行を目指している場合、アウトソーシングはデメリットになる可能性があります。
▷人材育成コストはかけるべき?削減すべき?平均費用や投資効果、企業の事例などからわかりやすく解説
業務処理が重複する恐れがある
アウトソーシングする業務と自社で行う業務の区別を明確にしなければ、業務の重複が発生するリスクもあるでしょう。
たとえば、委託先が行った払い込みを自社の社員が気付かず行ってしまうなど、委託先と自社の連携不充分による重複が発生しかねません。
業務の進捗状況を把握しにくい
経理アウトソーシングを活用すると、業務の管理や数字の確認まで委託先に任せてしまい、進捗状況が把握しにくくなる恐れがあります。
そのため、委託先との細かな連携方法や、アウトソーシングサービスのサポート体制などは事前に確認しておきましょう。
経理アウトソーシングの導入に向いている企業の特徴
ここでは、経理アウトソーシングの導入に向いている企業の特徴を2点紹介します。
設立して間もない企業
設立からまだ日の浅い企業は従業員数が充分ではなく、経理に関わる人材が不足していることがあるため、経理アウトソーシング導入に向いているといえます。
アウトソーシングによって人手不足を解消することで、既存の人材をコア業務に注力させ、事業拡大が期待できます。
従業員を増やす予定の企業
従業員を増やす予定の企業は経理部門の負担も増えることが予想されるため、経理アウトソーシングの導入に向いています。
経理アウトソーシングを導入することで経理担当者の負担を減らし、業務上のミス軽減にも繋がります。
▷中小企業は給与計算を代行依頼すべきか?メリット・費用相場・外注の判断基準を解説
タクシタ経理でアウトソーシングを導入した企業の事例
実際に経理アウトソーシングを導入し、業務効率化に成功した企業の事例をご紹介します。
今回は、タクシタ経理を導入した事例です。
課題と効果
課題と効果
課題と効果
経理アウトソーシングの導入が不安なら大手企業から選ぼう
本記事では、経理アウトソーシングの大手会社を比較し、選び方のポイントやメリット、デメリットを解説しました。経理アウトソーシングは経理業務の質を向上し、人材不足や負担減に役立てることが可能です。
自社の経理業務に課題を感じている場合には、一度経理アウトソーシングサービスの利用を考えてみることをおすすめします。
